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ダメな自分を変えたいときの考え方 |「ことり電話」カウンセリング

ダメな自分を変えたいときの考え方

ダメな自分を変えたいときに自分を変える方法

岩田 昌樹

2019/07/17
2024/04/25

ダメな自分を変えたいときの考え方

こんにちは。カウンセリング実績4,000件以上の心理カウンセラー・岩田昌樹です。

ダメな自分を変えたい!
そう思っているけれど、なかなか変えられない…。今日こそは!と毎朝決心するけれど、いざ実践しようとすると、やる気がおきなかったり、他の衝動的で怠けたい欲求がわいてきて、「まっいいか。今度にしよう」と後回しにしてしまう…。
ダメな自分なんて本当に変えられるのだろうか…?
そんな、いつまで経ってもダメな自分を変えられない悩みを持っている方は多いのではないでしょうか?

  • なぜか、何もやる気がおきない…
  • 掃除は…めんどくさい…
  • 歯を磨いたり、シャワーは…
    明日の朝でいいかな…

毎日毎日、「ダメな自分を変えたいな…」という気持ちは芽生えてはいる。でも、その気持ちはすぐにしぼんでしまう…。体が動かない…。いつのまにか私の心の中にズドン!と

億劫な気持ちが居座っている
んですよね。

かつての私は、まさにそうでした。プライベートがそんな毎日だと、なんとなく「ダメな自分を変えたいな」と感じながらも、ダメな変えられない自分を情けなく感じてしまうものです

もちろん、プライベートを充実させる気力がわいてこないのは、

仕事で満足感を得られていないから
でもあります。つまり、本当は仕事などの「社会とのつながり」において、自分がダメだと思っていて、そんな自分を変えたいと強く願っていることが、「やる気が起きない根本原因」だったりするんですよね。

ただ、そんな風に「ダメな自分を変えよう!」と一念発起しても、

”1歩前進して2歩下がる”の繰り返し
であることが多いですよね。そこで、私がそんな生活から抜け出すことができた「ダメな自分を変えた流れ」を、振り返ってみたいと思います。

ダメな自分を変えられたキッカケ。それは、

「がんばらない無意識運動」
でした。

今回は、ダメな自分を変えたいときの考え方を、心理カウンセラー・岩田昌樹がお届けしたいと思います。

心理カウンセラー・岩田昌樹

▼ 目次 ダメな自分を変えたいときの考え方

  1. 「ダメな自分を変えたい!」強い意志は頼りにならない
  2. 「同棲・結婚」は、ダメな自分を変えてくれるでしょうか?
  3. 「ダメな自分を変えたい」気持ちを絞り出しても、すぐに枯れてしまう
  4. 自分を変える方法【アイデアが生まれる瞬間を意識する】
  5. ダメな自分を変えたいときの思考パターン
  6. 変わりたいのに変われない理由
  7. 【嫌いな自分を変える方法】ムリをしない
  8. 【嫌いな自分を変える方法】ボォ~っとする
  9. 【嫌いな自分を変える方法】体→技→心
  10. 【嫌いな自分を変える方法】毎日を優先する

「ダメな自分を変えたい!」強い意志は頼りにならない

「ダメな自分を変えたい!」強い意志は頼りにならない

かつての私は、自堕落な日々を送っていました。

  • お風呂に入るの、めんどくさいな。明日朝にシャワー浴びればいいか。
  • 歯磨きも…まぁ。明日でいいかな。
  • 虫歯が痛くてご飯も食べられないけれど…歯医者がめんどうだから、正露丸を詰めておこう…
  • 『え?』と、よく聞き返されるけれど、声を出すのもなんだか疲れる。
  • さすがにゴミ屋敷にはしないけれど、掃除は…来週でいいかな。

これじゃあダメだな…。そんな自分がイヤだから、ちゃんとしなきゃな…。変えたいな…。と思う気持ちは、もちろんあるんですよ。

でも…

「まっ、いいか…」
の繰り返し

そんな日々が続くと、自分をどんどんと嫌いになってしまうものです。

「堕落した生活をしているダメな自分が嫌い!」
「自分を変えたい!」
そんな【強い】意志はあるのですが、体が動かないんですよね。

人には認めてもらいたいから、仕事はしっかりと頑張ってする。でも、その反動なのでしょうか。

人に見られていない「プライベート」
は、「まっいいか」の繰り返し。

幸いにも、それで大きな問題は起きていないように「感じた」んです。実際は、見えないところで自分自身を蝕んでいるものなんですけどね…。

なんとなく生活ができていれば、

変える理由や必要性も見当たらない
んです。そうすると、ダメな自分を変えようと思っても、変えられないものですよね。

「同棲・結婚」は、ダメな自分を変えてくれるでしょうか?

「同棲・結婚」は、ダメな自分を変えてくれるでしょうか?

では、プライベートでも「人の目」が入れば、ダメな自分を変わられるのでしょうか?

「人の目」。つまり同棲・結婚は、意識が変わるキッカケにはなりますよね。自分のダメな生活スタイルを変えないといけないなと、少しだけ思います。

これまでの「プライベートな空間」が、

毎日、他人に見られる空間
に変わる。人生の大きなターニングポイントです。すこしずつ、ちょっとずつ、「ちゃんとしなければ」と思うようになる。

育ってきた環境の全く違う2人が、一緒に生活する。自分が当然だと思っていた何気ない行為を、否定されているように感じることもあるでしょうね。

自分の常識が、

非常識だったんだ
と思い知らされる。ですが、だからと言って、私の場合は劇的に変わることはありませんでした。

そもそも、なぜ人の目がないプライベートで、ダメな自分が出てしまうのか?それは、これまでの人生が、自分のプライベート空間に

「人の目」が入り込みすぎていた
からであることが多いんです。つまり「親の目」です。それが辛くて、しんどかったんですよね。

そうなんです。「人(親)の目」を意識しすぎて

疲れている
んです。だから、ダメな自分を変えたいと思っても、気力がわいてこないんです。

だからでしょうね。同棲・結婚で人の目が入ると、逆に、相手に甘えてしまう「弱さ」が出てきてしまったように思います。

「ダメな自分を変えたい」気持ちを絞り出しても、すぐに枯れてしまう

「ダメな自分を変えたい」気持ちを絞り出しても、すぐに枯れてしまう

20代。運動はほとんどせず、お酒ばかり飲んでいました。当然、お腹回りが成長していきます。すこし走ると、まるで泥沼にはハマってしまったかのように、身体が動かない・重い・しんどい…。マズイな…

「運動しないとな…」

そうしてダメな自分を変える一大決心をする。
「走ったり」
「ジムに行ったり」
「プールに行ったり」
多くの方がチャレンジしますよね(笑)でも…私は5回ぐらいが、限度でしたね…。

「意欲」は絞り出しても、
すぐに枯れてしまいます。

数ヶ月・数年後にまた、ダメな自分を変えようと気持ちを充填して絞り出す。でもすぐに枯れて…。その繰り返しですよね。

「よいしょ!」と重い腰を上げて、
服を着替えて!
寝ぐせを直して!
外に出て!
お金払って!
運動が「ストレス」になってしまう。

「運動しなきゃ!」感が、すごい
んですよね。だから続かない。

「昨日頑張ったから、今日はいいかな?」と、どうしても思ってしまいますよね。

自分を変える方法【アイデアが生まれる瞬間を意識する】

自分を変える方法【アイデアが生まれる瞬間を意識する】

唐突ですが、

  • シャワーを浴びているとき
  • 散歩をしているとき
  • 頭や額を、手の先で叩いているとき
  • 掃除をしているとき
  • 青空をなんとなく眺めているとき

そんなときに私は、

「アイデア」が生まれます。
まさに天から降ってくるかのように、いつのまにか新しい発想が舞い降りているんですよね。

ジィ~っと集中して考え込んでいるときは、意外と良いアイデアが浮かんでこないんです。

集中していると、煮詰まってしまう
ものです。つまり、頑張っているときや力が入っているときは、一点に集中しすぎて、広い視野が持てないためでしょうか。新しい視点が生まれず、狭い思考のループから抜け出すことができないんです。

よくクリエイティブな職業の方々が、煮詰まってしまったときに、散歩に出かけたり、仮眠を取ったりすると、新しい道がパッと開けてくることがあるとおっしゃられていることが多いですよね。

皆さんもそうではないでしょうか?ただ、なぜアイデアが降りてくるのでしょうか?

それは、自然な思考に任せてボォ~っとしながら、【無意識】に体を動かしているときは、

頭の中が、リラックス
しているからではないでしょうか。「集中」と「開放」。その切り替えを繰り返すことが大事なんです。つまり、1つのモードに入り込みすぎると、非効率でもありますし、不具合も起こしやすいんですよね。

このボォ~っとしている脳の状態のことを、

「デフォルトモードネットワーク」
と言います。(正確な表現ではありませんが、ここでは端的に「ボォ~っとするモード」と呼ばせていただきます。)

一点集中しているときとは違い、脳全体をまんべんなく動かしている状態です。寝ているときも、脳はこのモードなんです。

脳全体をまんべんなく動かすことで、情報(記憶)を整理してくれているんです。ボォ~っとしているけれど、自動的に無意識的に、脳は動いてくれているんです。つまり、

コントロールを手放している状態
とも言えるんですよね。

ここは大事な点ですが、「ボォ~っとする=休んでいる」ではなく

「ボォ~っとする=脳全体を働かせる」
ということなんです。むしろ、「集中モード」よりも、「ボォ~っとするモード」の時の方がかなり多くのエネルギーを消費しながら、脳が活動してくれているんです。(一説では15倍以上)

「ボォ~っとするモード」のときに発動しやすい「情報・記憶の整理」 ですが、それはつまり、過去と未来に想いを馳せるということでもあります。それが、

「過去の後悔」「将来への不安」につながりやすい
んですよね。

今目の前のことに集中する「能動的・硬直的」な思考モードではなく、過去の経験・記憶を元に、過去・今・未来までを幅広く捉えていく

「受動的・柔軟的」な思考モード
が「ボォ~っとするモード」だとも言えます。

つまり「ボォ~っとするモード」は、記憶・思考の整理という意味ではとても重要である一方で、

悩み・ぐるぐる思考を誘発しやすい
思考モードでもあるんです。

ダメな自分を変えたいときの思考パターン

ダメな自分を変えたいときの思考パターン

脳が疲れているとき
は、自動的に「ボォ~っとするモード」に切り替わりやすいように、脳は設計されているのではないかと言われています。

矛盾しているように感じられるかもしれませんが、広範囲に脳が活発に動いている「ボォ~っとするモード」のときの方が、休ませているモードなんです。

「外」からの情報をシャットダウン
(減らして)して、「内」の情報整理にエネルギーを使っているモード。つまり、外回りの営業で足を使って仕事をした後に、家に帰ってきて、室内で事務作業を在宅でするようなイメージでしょうか。どちらも大切な仕事ですよね。

ただ現代においては、脳が疲れているにもかかわらず、仕事や勉強などをせざるを得ない場面も多いですよね。意識的に「脳を動かさなければ!」と指令コントロールして、

「ムリヤリ集中モード」
になっているんです。ヘトヘトになるほど一日中ずっと、外回りの営業だけをしているようなイメージです。つまり、モードの切り替えを許さない生活を、いつのまにか送ってしまっていることが多いんですよね。

そんな風に「頑張らなきゃ!」と常に思い過ぎていると、モードを切り替える習慣・機能が衰えてしまい、

休日でも、心と脳が休まらない
わけです。

「ムリヤリ集中モード」にならなきゃ!と【私】は頑張ってしまう。ですが、疲れている【脳】は「ボォ~っとするモード」にしようとする。

アクセルとブレーキを同時に踏んでしまうことになるんです。つまり、

「アクセル = 何かしなきゃ!(変わらなきゃ!)」
VS
「ブレーキ = 休む(やる気が起きない)」
の戦いが勃発するんです。

その戦いが数十年にも及び、苛烈で、世界規模で、多くの死傷者を出すようになると、国(自分)が疲弊をしていきます。エネルギーが枯渇してしまうんです。

ただ、ここが実際の戦争とはすこし違うところかもしれませんが、最後には必ず【私】(意志)は負けるんです。

最後には【脳】が勝つ。
独裁皇帝が指揮命令をして、強引にコントロールしようとしても、民衆の反乱で国が崩壊してしまうんです。

本来は、状況に応じて【集中モード】⇔【ボォ~っとするモード】と、スムーズに切り替わっていくのですが、

「集中モード」⇔「ボォ~っとするモード」
【ムリヤリ集中モード】⇒(弱ボォ~っとするモード)
【ムリヤリ集中モード】→戦争←【強ボォ~っとするモード】
(集中できないモード)←【シャットダウンモード】

へと変遷していくんです。「ボォ~っとするモード」が、強制的に「集中モード」をシャットダウンしてしまうんです。それが、何もする気が起きなくなる【うつモード】だと私は考えています。

そんな風に、国(自分)が崩壊してしまう前に、このアクセルとブレーキの戦いを一時停戦して、平和的な話し合いをする。そして、お互いに

笑顔で握手し合う
ことが大切なんですよね。

【自分を変える方法】変わりたいのに変われないときに大切なこと

続きの内容につきましては、下記ブログでご紹介させていただいておりますので、よろしければ引き続きご覧いただければと思います。

心理カウンセラー・岩田昌樹

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岩田昌樹

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