2019/07/17
2023/02/19
毎日、「ダメな自分を変えたいな…」という気持ちは芽生えるけれど、いつの間にか億劫な気持ちに支配されてしまっている…。
かつての私は、まさにそうでした。プライベートがそんな毎日だと、なんとなく「自分を変えたいな」と感じながらも、変えられない自分に、自信が持てなくなってきますよね。
「ダメな自分を変えよう!」と一念発起しても、”1歩前進して2歩下がる”の繰り返し。そんな生活から、私が抜け出すことができた「自分を変えられた方法」を、振り返ってみたいと思います。
自分を変えられた方法。それは、「がんばらない無意識運動」でした。
今回は、ダメな自分を変えたいときに自分を変える方法を、心理カウンセラー・岩田昌樹がお届けしたいと思います。
かつての私は、毎日こんなことを考えて過ごしていました。
そんな自分がイヤだから、ちゃんとしなきゃな…。変えたいな…。と思う気持ちは、もちろんあるんですよ。
でも…
こんな毎日が続くと、自分をどんどんと嫌いになってしまっても、仕方がないですよね。
「堕落した生活をしている自分が嫌い!」
「自分を変えたい!」
そんな【強い】意志は…残念ながら、持っていませんでした。
人には認められたいから、仕事はしっかりとする。でも、人に見られていないプライベートは、「まっいいか」の繰り返し。
幸いにも、それで大きな問題は発生していなかった。なんとなく生活ができていれば、変える理由や必要性も見当たらない。そうすると、自分を変えられないですよね。
同棲・結婚は、意識が変わるきっかけにはなりますよね。自分のダメな生活スタイルを変えないといけないなと、少しだけ思います。
今までの「プライベートな生活」が、
すこしずつ、ちょっとずつ、「ちゃんとしなければ」と思うようになる。
育ってきた環境の全く違う2人が、一緒に生活する。自分が当然だと思っていた何気ない行為を、否定されてしまうことも出てきますよね。
自分の常識が、
でも、だからと言って、私の場合は劇的に変わることはありませんでした。元々の気持ちが緩みきっていたからでしょう。
逆に、相手に甘えてしまう「弱さ」が出てきてしまったように思います。
20代。運動はほとんどせず、お酒ばかり飲んでいました。当然、お腹回りが成長していきます。体のあちこちも、痛くなってきますよね。
そう重大な決心をして、「走ったり」「ジムに行ったり」「プールに行ったり」
多くの方がチャレンジしますよね(笑)でも…私は5回ぐらいが、限度でしたね…。
数ヶ月後に気づいたら、また気持ちを充填して絞り出す。でもすぐに枯れて…。その繰り返しですよね。
「よいしょ!」と重い腰を上げて、
服を着替えて!
寝ぐせを直して!
外に出て!
お金払って!
運動が「ストレス」になってしまう。
「昨日頑張ったから、今日はいいかな?」と、どうしても思ってしまいますよね。
唐突な話ですが、私はそんなときに、「アイデア」が生まれます。まさに天から降ってくるかのように、いつの間にか思い浮かんでいる。
ジッと考え込んでいるときは、あまり良いアイデアが浮かんでこないですよね。皆さんもそうではないでしょうか?なぜでしょう?
何も考えずに【無意識】に体を動かしているときは、
シャワールームで体を洗っているとき、いつも同じルーティンの順番で、【無意識】に洗っていますよね。すこしでも洗う順番が狂ってしまうと、ムズムズした感覚になり、ギコチなくなってしまいます。
そうなると、もう他のことを考えている余裕はありませんよね。
歩いているときも、【無意識】に足が出ていますよね。「右」「左」なんて意識して、足を出している人はいないでしょう。
額を手で叩いていると、その衝撃に意識が集中できるせいでしょうか。なぜか、リラックスできますよね。
アイデアが生まれるということは、
なかなか続かない「ぐうたらな自分」。そんな自分でも続けられるようにするためには、「がんばらない」ようにするしかない。
もともと、テレビを見ていると、手持ち無沙汰感が、ムクムクとわき起こってくる「わたし」。
「がんばる」感が、なくてもできる運動をさがしました。
見つけたのが、「ヨガ」。もともと体が硬く、ストレッチして、やわらかくしたかった。「筋トレ」や「肩で、息をしながら」する運動は、とっても大変。その点、ヨガは、疲れない。
スペースも、たたみ一畳あれば、OK。ちょうどテレビの前に、そのスペースがある。「深い呼吸」に合わせて体を動かすから、リラックスもできる。
家の中だから、もちろん、冷暖房完備。ヨガマットさえあれば、お金も0円。
一連の流れを、なんとなく覚えてしまえば、シャワールームで体を洗っているときのように、無意識に体を動かせるようになる。もちろん、一連の流れといっても、「なんとなく」です。つまりは、自分オリジナルのヨガ。それでいいんです。
だから、ストレスなく、続けられたんです。がんばらずに、無意識に、リラックスしながらできる運動。それが私にとって、大きなポイントでした。
ヨガを、毎日するようになりました。最初は、
数ヶ月経って、慣れてきたら30分に。数年かけて、45分・60分と少しずつ時間が伸びていきました。
ムリをしないことが、何よりも大事。
ついつい気分がいい日は、「もっと時間を長くしてみよう!」と思いがちですよね。でも、それが続けられない原因かもしれませんよ。
自分の今のルーティン以上に、ハードルが高くなってしまうと、気分や体調が悪いときに、「がんばらなきゃ!」と腰が重くなってしまう。億劫になってしまいますよね。
だから、
「仕事をしているヒマがあったら、体を動かした方がいい」そうおっしゃる方もいるぐらいです。
次第に、ヨガができなかった日は、体が重く、憂鬱な気分になってきました。
ヨガをすると、すべてのことに「意欲」が沸いてくるんです。
毎朝の
ダメな自分を変えていくためには、
少しずつがいい。
毎日、ストレスなく。
実績が、積みあがっていく。
自分を、好きになっていく。
自信が、ついてくる。
自分が、変わっていく。
体が、精神力を作り上げていく。そう感じるようになっていきました。
毎日の「やる気スイッチ」を押すために、
「毎日」が、とっても大事。
そして何より、毎日は「ラク」なんです。
止まっている物体は「止まり続けよう」とするけれど、動いている物体は「動き続けよう」とする。
心も同じ。
毎日だと、ラクにできる。だけど、3日に1回というように、2日休んでしまうと、
私のヨガは、16年ぐらいほぼ毎日続いています。単純計算すると、「5,840回」続いていることになります。
とにかく、ムリをしないこと。
がんばらないで、無意識にできる運動。そんな運動が見つかれば、生活と人生が激変すると思いますよ。