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人の目が気になるあなたへ |お悩み相談室「ことり電話」カウンセリング

人の目が気になるあなたへ

自分の価値観で仕事をする大切さ。周囲の目に踊らされない大切さ。

岩田 昌樹

2019/07/04
2024/01/22

人の目が気にならないようにするために大切なこと。

「認められたい」「評価されたい」「自分をわかってほしい」

そう思えば思うほど、認められない。評価されない。わかってもらえない。
そんな風に感じることはないですか?

その原因は、人の目が気になってしまうからかもしれません。

「認められない」「評価されていない」「わかってもらえない」と感じると、落ち込んだり、イライラしたり、自分を責めたり・・・結果、わかってもらえず、さらに人の目が気になってしまうという悪循環に陥ることがありますよね。私もたくさん、たくさん経験しました。
人の目を気にしすぎないようにするために大事なことは何か?10数年後に感じた1つの想いを、参考までに記してみたいと思います。

【こんな方にオススメの記事です】

・人の目が気になりすぎて、突拍子のない行動をとってしまう。

・周囲の自分に対する評価が低いと感じる。

・自分を責めすぎてしてしまう。

・人の目を気にして、敏感に反応しすぎてしまう。

…と感じる方にはお役に立てると思いますので、最後まで目を通してみてください。

人の目を気にする心理。

「結果を出して、評価してもらいたい。」
私は20代のころ、その思いに取りつかれながら、仕事をがむしゃらにしていました。
「売上を、なんとしてでも上げなければ。」
「仕事の量は、人の数倍こなさなければ。」
「人マネをせず、新しいことにチャレンジしなければ。」
常に、自分にプレッシャーをかけつづけていました。
自分を見つめるというよりは、周囲の目をいつも気にしていました。
「結果を出さなければ、恥ずかしい」
今から思うと、ビクビクしながら仕事をしていたように思います。

人から何かを言われるのって、誰もが嫌なものですよね。
でもそれって、人の目を気にしすぎているからということはないでしょうか?
20代のころの私は、上司などにちょっとしたことを言われるたびに、反発していました。がむしゃらに仕事をすればするほど、認めてほしくなる。
「こんなにやっているのに、なんで認めてくれないんだ!」そう訴えていたように思います。

世間の目を気にしすぎないある介護の事例。

ある介護の事例を記事で知り、心にとても残りました。
認知症のお父様を介護しているご家族の話です。お父様が、ほぼ毎日1人で外に出て、無賃飲食や無賃乗車などを繰り返してしまい、そのたびにご家族に連絡が入り、お詫びに行くそうです。もちろん、お父様に悪気はなく、昔の良き思い出を追いかけているだけなのです。
皆さまなら、どうされるでしょうか?
私だったら、世間から「ちゃんと介護してないんじゃないの?」と思われるのが嫌なので、お父様をいかに1人で外に出さないようにするか?を一生懸命に考えます。そして、1日中介護に明け暮れる生活を送るでしょう。
どうしても、周囲の目が気になるので、恥ずかしい思いをしたくありません。世間に迷惑を掛けたくないですよね。

ご家族の対応は違いました。GPSを付けているので、お父様が1人で外に出たことは把握できます。でも、制限しません。無銭飲食してしまったと聞いたら、そのレストランに出向いて事情を説明して、お詫びの上お支払いします。ただ、それの繰り返し。そのうちに、お店も理解をしてくれて、ツケで食事をしてもらえるようになりました。
全員が無理をしすぎないようにと、良い意味で開き直っているんです。心にゆとりを持ちながら介護をされているのです。
お父様はストレスが感じないから、幸せそう。お子様もそんな様子をみて、幸せそう。社会も理解をして、良いことをしている気分になって、幸せそう。
ご家族は無理をしていないので、不必要な介護疲れもない。
迷惑をかけすぎない範囲で、周囲の目を気にせず、本来の介護(仕事)で必要なことは何なのか?その想いを大事にされているんです。

自分の軸をブラさないこと。

仕事をする上で何を大事にするか?
外に目を向けすぎるのではなく、まずは自分の中に目を向けること。

私は30代になり、悩みに悩みつくした後、
「自分がもらうことばかり考えるのではなく、人に与えられる人生を歩みたい」
そう確信した瞬間に、周囲の目がほとんど気にならなくなりました。自分がどういう人生を歩みたいか?それを愚直に考えつくした結果、会社を辞めました。独立して起業することに何の躊躇もありませんでした。不安もありませんでした。それは、その信念を実現するためには、会社を辞めるしかないと確信していたからです。

悪い評価を下されることも、人生では多々ありますよね。でも、「そういう価値観の人も、当然いるよな。」そう思えるようになりました。もちろん、ショックですよ(笑)でも、だからといって、右往左往しなくなりました。自分の軸はブラさない。それが最終的には、結果と成果を生むのだと思っています。

良い意味で「他人は他人」。

自分の価値観や信念を持っている人は、良い意味で、「他人は他人」。
他人の評価に依存しないから、違う価値観を客観的に尊重することができるようになります。先ほどの介護のご家族も、お父様の行動に制限をさせる介護方法はダメだなんて、全く思っていないでしょう。制限してしまう気持ちもすごく理解していらっしゃると思います。でも、自分たちは、この方法がいいという想いを大切にしている。
ただ、それだけなんだと思います。

「人の目を気にしない」≠「人の気持ちを考えずに自己主張する」ではないんです。逆に、人の目を気にしないことが、人の価値観を尊重して大切にすることにつながります。

「人の気持ちを考えずに自己主張する」人は、人の目を意識しすぎるからこそ、強い態度に出る。人に勝とうとするからです。自分が上に立とうとするからです。自分を尊重できない人は、他人も尊重できません。まずは自分を尊重して大切にすることが、人に優しくするための第1歩なのです。

強い信念は、情熱をもたらし、共感へとつながる。

強い信念は、情熱をもたらします。そして、共感へとつながっていきます。
仕事は、1人ではできません。いかに、共感を生み出すのがか全てだといっても過言ではないのかもしれません。
その出発点は、自分を見つめ続けて、自分の価値観と信念をつくることではないでしょうか。

周りの目を気にするあなたは、心が優しい方です。
誰だって、自分が大切。
ただ、その「大切」の仕方を、少し変えてみるといいかもしれませんよ。

心理カウンセラー・岩田昌樹

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岩田昌樹

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