こんにちは。カウンセリング実績4,000件以上の心理カウンセラー・岩田昌樹です。パートナーに
と言われたことはあるでしょうか。「価値観が合わない！」とストレートに言われてしまうと、返す言葉がないですよね。
どうすることもできないような、歩み寄りさえも受け付けてくれないような、全否定されているかのような、悲しい気持ちになりますよね。どこか
さえ抱くかもしれません。ですので、もしストレートに価値観が合わないと突きつけられたのであれば、落ち込んでしまうのは仕方がないと思いますよ。
それではなぜ、パートナーはそれほどまでに厳しい言葉を選んだのか。あるいは、選ばざるをえなかったのでしょうか。もし選ばざるをえなかったとすると、
のでしょうか。今回は、ストレートに価値観が合わないと言われたときのパートナーの心理状況を紐解きながら、その対応方法を考えてみたいと思います。
価値観が合わないとは、
などの考え方が合わないということですよね。
価値観が合わない部分があると、誰でも、合わない部分を
ものです。あるいは、モヤモヤをそのまま溜め込んで、喧嘩をしたときに一気に吐き出してしまう。なんてこともありますよね。
ただ、「価値観が合わない」ことは、どんな人間関係でもあるものです。恋愛・夫婦関係といった近い関係性であれば、なおさら気になる。そういうものですよね。
価値観が本当に合う人は、
と言ってもいいのかもしれません。
価値観が合うとは、「特に大切にしている部分が似ている」という程度のものです。それほど気にしていないところでは、合わないことはたくさんあるはずですよね。
それなのになぜ、価値観が合わないとストレートに言うのか。あるいは、価値観が合わないと言われて、悩みすぎてしまうのでしょうか。
それは、価値観の違いという言葉だけでは収まらない、
からです。
もっと深い理由。それは、
です。パートナーに求めている「理想のつながり」と「現実のつながり」にギャップがありすぎるときに、人は「価値観が合わない」とストレートに伝えてくることが多いと、私は考えています。
つながりが希薄になったと感じると、「孤独感」「寂しさ」の感情が揺さぶられますよね。
そんな寂しさが「突然ドワッ！」とあふれてくるんです。寂しさが強烈に刺激されて、抑えられなくなってくると、すべてのことが受け入れられなくなるんです。
してしまうんですよね。強いつながり感によって得ていた安心が、不安へと表情が一変する。
すると、それまでは気にも留めず、視界にさえ入っていなかった「価値観の合わない所」ばかりが目に付くようになるんです。
しっかりとした土台を築いてくれていた「つながり」が崩れてしまうと、
んです。パートナーシップを家で例えると、１階部分が「つながり」。２階以上の部分が「価値観」。そんなイメージです。
１階部分が崩れてしまった後に残るのは、木っ端みじんになった家の残骸だけ。
それは、ビルを解体するときにダイナマイトで下層階を爆破して、上層部分が土煙とともに垂直方向に崩壊していく様に似ているのかもしれません。
になってしまう。別人のように様変わりしてしまったパートナーに、困惑・ビックリ・混乱してしまった。そんなご相談が多いんです。
これまでと変わらず、ふつうに接していたつもりだった…。それなのに突然、「私への評価」が真反対に、あるいは真っ逆さまに急降下してしまった。
と言えるような衝撃を受けてしまうんですよね。そして、そんなときに言われるのが、「価値観が合わない」という言葉であることが多いんです。
ただ、この世界の見方が「反転」してしまうという部分が、実は大切な部分でもあると私は思っています。
一般的には、価値観が合うから惹かれ合うと言われますよね。ですが、本質的な部分では
からこそ、惹かれ合っていることが多いんです。無意識的に、大事な部分を
だからです。自分では気づいていないことも多いんです。「なぜか、引き寄せられてしまっている存在」とも言えます。たとえばの傾向として、
そんなイメージなんです。つまり、自分の人生において本質的にとても大事だと思っている部分においては、実は価値観が真逆だからこそ、
ガッチリとつながることができるんです。
その一方で、その「つながり」に不安を覚えた瞬間に、パズルのピースの価値観が「ただの違い」に見えてくる。次第に、嫌悪感へと変貌していくんですよね。
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回答カウンセラー 岩田昌樹
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