2019/07/23
2023/02/19
なぜか、そんな「ない」をたくさん持っている人が、みなさんの周りにもいるのではないでしょうか。もしかすると、そんな方々は「話の聞き方のコツ」がつかめていないのかもしれませんよ。
人は、
誰もが持っているそんな気持ちに、もっと寄り添うことができれば、あなたの人生が変わるかもしれませんよ。
「話の聞き方のコツ」をつかめれば、相手は、心の距離をググッと近づけてくれるはず。一緒にいて、心地いいと思ってもらえますよ。
わたし「岩田昌樹」は、年間2,000人近くのご相談者のみなさまから、話をお聞きしている心理カウンセラーです。「話を聞くプロ」であるわたしが、もっとも大事にしていること。それは
テクニックよりも、大事なのは「気持ち」。にじみ出てくる「気持ち」は、相手の心を、大きく揺り動かすはずですよ。
話の聞き方のコツとして、「質問」をすることが大事だと、よく言われますよね。
でも、ただ「質問」をするだけでは、うまくいかないことも多いのではないでしょうか?質問するときの「気持ち」が大切なのだと私は思います。
質問するときの気持ちとは、相手の表面的な『スペック』を質問するだけではなく、
「質問をする」というよりは、自然と、
たとえば、
「なぜ、それを選んだのか?」
という、その人の「価値観」や「生き方」を聞くことが、もっと大事ではないでしょうか。学校の試験には出てこないような「答えがない質問」と言えるのかもしれませんね。
「履歴書」をつくるような質問ではなく、「わたしらしさ」に興味を持ってくれた質問に変わった瞬間、
「価値観」や「考え方」が近い人との会話は、盛り上がりやすいですよね。
では、「価値観」や「考え方」が違う人との会話は、どうでしょうか。
私は、「価値観」や「考え方」が違うからこそ、ワクワクするべきだと思っています。それは、
「わたし」は「わたし」の人生しか歩めない。でも、「その人」は「その人」の人生を歩んでいる。その経験を語ってくれる。こんなにステキなことがあるでしょうか。わたしの知らない物語を、聞くことができるんですよ。
その人は、「わたしの世界の同居人」ではないんです。
その人は、「わたしの世界を、広げてくれる」人。
そう思うと、ワクワクしてきませんか?
上手に話を聞くためには、その人を「否定しない」ことが大事ですよね。
でも、わたしと「同じところ」をさがそうと思いながら会話をしていると、知らず知らずのうちに「否定」が入ってきてしまうもの。
わたしと「違うところ」には、否定的なニュアンスが出てきてしまうものですからね。
では、最初からわたしと「違うところ」をさがそうとワクワクしていると、どうでしょうか?すべてが
話の上手な聞き方の基本である「否定しない」こと。そのためには、わたしと「違うところ」をさがして、ワクワクするという姿勢が、とても大事ではないでしょうか。
会話は、 「感情のキャッチボール」と言いますよね。
上手に話を聞ける人は、
会話も同じ。
1、120%のリアクションで
2、しっかりと、真正面から受けとめて
3、まずは、自分がワクワクする
ことが大事。特に「リアクション」は、自分が思っている以上に、人には伝わらないものです。
ようやく、「80%」ぐらい伝わってくれたかな?ぐらいの感覚でもいいのかもしれませんよ。
その人の生き方に興味を持つためには、日頃の
いつも「自分のこと」だけを考えつづけていると、「外(相手)」に目を向けることができなくなるのではないでしょうか。
では、外に興味を持つ習慣をつけるためには、どうすればいいのでしょうか?それは、街を歩いたり、電車に乗っているときなどに、
「自分との対話」が習慣になっている人は、会話の端々に「自分目線」が出てきていますよね。もしそんな傾向があるようであれば、「外」を観察する習慣を心掛けてみてはいかがでしょうか。
「上手な話の聞き方のコツ」は、色々なところで紹介されていますよね。
どれも大切なことだと、私も思います。
でも、その人の生き方に興味を持ちながら聞いていれば、自然と出てくるコツではないでしょうか。テクニックを意識しすぎて、「ぎこちなく」なってしまったら、本末転倒ですよね。
「興味がある」という気持ちを全面に出すことを、まずは優先してもいいのかもしれませんよ。
「聞き上手」な人は、その人が知っている事を
その人からすると、「聞いてもらった」だけじゃない。
そして、プレゼントを受けとったその人は、「お返し」をしたくなるはずです。
「次は、あなたの人生を聞かせてほしい」
そう思ってくれるはずです。だから、「わたしの話も聞いてほしい」と焦る必要なんてないんですよ。
必ず「お返し」があるはずですから。