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感情的にならない方法はないでしょうか?

上司と企画案の方向性で意見が対立した時に、「あまり感情的な話ばかりしないでよ。もう少し論理的に話してほしい。感情的すぎて困ってしまう」と言われました。

確かに普段から、感情的になってしまうことが多いのは事実なんです。
仕事のことで、「それは違う!」と否定されてしまうと、思わず抵抗してしまいます。感情的になってしまうのは、悪いクセだと反省しています。
後になって冷静になると、いつも感情的になってしまったことを後悔してしまい、落ち込む毎日です。
自分のことを否定され続けると、どうしても頭に血がのぼってしまい、相手を責めるような口ぶりになってしまうのです。

このまま感情的になってしまう自分を直せないと、上司だけでなく同僚や取引先などにも煙たがられてしまう存在になってしまうような気がします。
どのようにすれば、冷静に対応することができるのでしょうか?
感情的にならないですむ方法があれば教えてください。

2019/10/02 2024/01/22

2019/10/02  2024/01/22

この人は感情的になっても大丈夫な相手だと、内心で思っていないでしょうか?

▼ 目次 【感情的にならない方法はないでしょうか?】

  1. 感情的になってしまう要因
  2. 7つの要因と、感情的にならない方法
  3. 一瞬の負の感情を抑える、感情的にならない方法
  4. あふれ出す「感情」には、「感情(感覚)」で対処するしかない
心理カウンセラー・岩田昌樹

感情的になってしまう要因

感情的になってしまう要因
お気持ちが痛いほどわかります。
どうしても感情的になってしまうと、相手を責めるような口ぶりになってしまいますよね。
「もっと冷静に」と言われるけれど、冷静なときは冷静になれるように心掛けていますよね。でも感情的になってしまうと冷静になりようがない・・・堂々巡りですよね。

仕事への思い入れが強かったり、熱心に取り組めば取り組むほど、否定されればされるほど、どうしても感情が入ってしまう。
冷静にいられる人は、それだけ仕事に対して熱が入っていないのかもしれない。なんて思ってしまうほどですよね。

私も若いころは、感情的になってしまうことが多かったのですが、今振り返ると下記のような要因があったのではないかと思っています。

  • この人は感情的になってしまっても大丈夫な相手だと、内心で思っている。
  • 感情的になったことで、背中から冷や汗が流れるほどの大きな実害を被っていない。
  • 認められていないという思いが強い。
  • 100%を目指してしまう。
  • 計画を立てすぎてしまう。
  • 自分が大切にしていることを、無視されてしまう。
  • 睡眠不足である。

まずは【感情的になってしまう要因】を、ひとつひとつ見ていきたいと思います。

7つの要因と、感情的にならない方法

7つの要因と、感情的にならない方法

【1、この人は感情的になっても大丈夫だと、内心で思っている。】

「有名人」や「憧れの人」「社長」の前だと、いつも明るい気持ちを保ち続けることができる。イラッとしてしまう負の感情は、あまり出てこないのではないでしょうか。
そういう人の前では「良い自分を見せておきたい…」そう思ってしまいますよね。人間みんなそうだと思います。

そう考えると、感情的になってしまう相手のことを心の片隅で「この人は、感情的になっても大丈夫だ。」と私は思ってしまっていたような気がします。悪い言い方をすると、「下に」見ていたのかもしれませんね。
もちろん、意識的にはでなく【無意識】にですけどね。

でも、大丈夫ではないですよね?
「大丈夫じゃない相手なんだ」
「この人に感情的に接してしまうと、大変なことが起こってしまうんだ」

というイメージを、日常的に自分に植えこませることが大切なのかもしれません。

誰にでも、自分よりも優れている点が必ずあるはずです。「仕事の段取りが悪いし、うっかりミスも多いんだけど、助けてあげたくなってしまう人柄の良さがあるんだよな…」など、優れているところを意識的に見るように心掛けると、「下に」見てしまうクセが少なくなりますよね。
「上司の人柄の良さがあるから、ぶつかることも多いあの部署と、良い関係を作れているんだよな…」など、自分へのメリットを考えることも大事かもしれませんね。

【2、背中から冷や汗が流れるほどの大きな実害を被っていない。】


感情的になってしまった後って、後悔しますよね。
ですが、どんなに深く後悔しても、すぐに忘れてしまいませんか?
忘れるとまた感情的になってしまって、後で後悔する。その繰り返し。
繰り返さないために必要なことは、何でしょうか?それは、自分にとっての実害ではないでしょうか。

実害を被らない後悔は、頭の中で考えて後悔しているだけ。実感値が低いから、どうしても感情が高まってくると忘れてしまいやすいのだと思います。

だからと言って、大きな実害が発生するまで、待っているわけにもいきませんよね。発生してしまうと、もう手遅れかもしれないですからね。
そのためにも、実害を受けたイメージ=「体がゾワっと冷たくなるような感覚」を体に覚えこませておく必要があります。

私は20代後半のころ、「感情的になってしまったことで、周囲のみんなに無視され続けてしまう悪夢」をあえて想像するようにしていました。
そうすると、頭に血が上ってしまう前の「0.1秒間」に、冷や水を頭からかぶせられたようなゾワッとする感覚を作り出すことができるようになりました。

よく、「怒りのピークは数秒間で収まるので、やり過ごすこと」と言われますよね。
私の経験では、そう頭で考えた理論的な方法では解決できませんでした。それを冷静にできるのであれば、苦労しないのにな…とさえ思っていました。

人間は、良くも悪くも自己中心的な生き物だと思います。
理論も大切ですが、自分にとって最悪な事態を感覚で覚えこませることが大事ではないでしょうか。

【3、認められていないという思いが強い。】


否定されてしまうと、自分のことを認めてくれていないんだ!と思ってしまいますよね。
「なぜ認めてくれないんだ!」
私も若いころ、ご多分に漏れずそう思っていました。どうしても「認められていない」と感じると、イライラが募ってきてしまいますよね。

ある時、これは「全員が敵だ」と思ってしまう感情から出てくるものなのかも?と思うようになりました。
若いころは、仕事を任せてくれないことも多いですよね。チェックや修正が多く入るので、自分のやりたいことが通りづらい。だから闘うモードに自然と入ってしまっていたのかもしれませんね。

世の中の見方を、「全員、味方してくれているはず」とひっくり返していまうぐらいに変えることが、大事なのかもしれないと私は思っています。
感情の標準モードを、「戦闘態勢」ではなく「友好ムード」にするということです。

もちろん、理不尽すぎることがあっても感情を抑えるべきだということではありません。「今の自分の感情の標準モードがどうなっているのかをチェックしてみましょう!」ぐらいの感覚かもしれませんね。

一方で、「怒り」はやる気やチャレンジする気持ちの原動力でもありますよね。感情の波を平たんにしすぎてしまうと、喜びや楽しみといったポジティブな感情の波も抑えられてしまう傾向にあります。
人間に与えられた感情の波が、すべてが悪いわけではもちろんないですよね。怒りの感情が出てこないようにするのではなく、上手くコントロールするという視点が大事かもしれませんね。

【4、100%を目指してしまう。】


「真剣」に、取り組めば取り組むほど。
「想い」が、強くなればなるほど。
「時間」を、かければかけるほど。
熱が入ってしまい、自分が考えた企画案を100%の状態で通したくなってくる。
5%でも10%でも妥協をしてしまうと、不快な気持ちになってしまうことがありますよね。〇〇さんも妥協が苦手ではないでしょうか?
私も一切妥協ができない不器用な人間でした。

もちろん、一生懸命に取り組むことは大切だと思います。熱量を高めて、想いも込めていくべきですよね。
そんな時、私はさらにもう一歩だけ、考えを先に進めてみるように心がけていました。

「そんなに上手くいくはずがない」と。

自分の思った通りに進むはずがないから、想定できるすべての代替案を考えておく。
もし、その代替案以外の結論になってしまったら、想定できなかった自分が悪かったと思うことにしました。
自分の意見が80%の企画案は、「妥協」ではなく「想定内」に変わっていきました。
80%だったとしても、想定内の結論はある意味100%の結果とも考えられるのではないでしょうか。その代替案の中で考えられる自分なりのベストを尽くした案だったわけですからね。少なくとも、「妥協」してしまったと考えるよりはイラッとしないものですよね。

【5、計画を立てすぎてしまう。】


『これから1時間かけて「企画案」を考えよう。その後2時間は「売上管理」。その後1時間で「メール管理」をしよう!』
計画をしっかりと立てすぎてしまうことはないでしょうか?

私は、すぐに計画を立ててしまいます。しかも無意識のうちに。でも、途中で上司や他部署の方に相談されたり…電話が入ったり…指示されたり…
なかなか計画通りにいかないですよね。そうすると、イラッとする感情が出てきてしまいますよね。

前の項目「100%を目指してしまう。」と似ているかもしれませんが、〇〇さんも頭の中で無意識に、計画やシミュレーションをしすぎていないでしょうか?
もしかすると、上司と話しているうちに自分が作りあげた前提が崩れてきてしまい、イライラが少しずつふくらんできてしまっているのかもしれませんよ。

私は、無意識に計画を立ててしまっていることが多いので、できるかぎり意識的に無計画で過ごそうと心がけています。
計画を立てなければいけないときは、できるかぎり余裕を持たせるようにしています。例えば朝、家を出る時間は20分ぐらいの幅をあらかじめ設けておく。その20分の間で出れればいいかなぐらいにしておく。そうすれば、朝の忙しいときに子供が飲み物を絨毯にこぼしてしまうような突発的なことが起こったとしても、イライラに襲われてしまうことが少ないのではないでしょうか?

【6、自分が大切にしていることを、無視されてしまう。】


人それぞれ「自分が大切にしていること」は違いますよね。

例えば…
「仕事はスピード」が大切。「企画案は、趣旨と根拠が明確であれば、細かいことに手間や時間をかけない」ことを大切にしている人は、「細部にこだわる」人の気持ちがわからず、イライラしてしまいます。

「時間を守る」ことを大切にしている人は、「時間にルーズ」な人にイライラしていまいますよね。

「論理的な話し方」を大切にしている人は、「感情的に話す」人にイライラしてしまいます。反対に、「感情的に話す人」は、「論理的な話し方をする人」がイライラしている気持ちがわからない。「そんなことで怒らなくても…」なんて言われてしまいそうですよね。

〇〇さんの件は、上の「論理的な話し方」例とは反対ですが、もしかすると大切にしている部分の違いが、お互いのイライラにつながっているのかもしれませんね。

ちなみに、大切にしている部分や価値観が違うことは、悪いことなのでしょうか?同じ価値観の人ばかりだと、アイデアや企画案も小さくまとまってしまうかもしれませんよね。そういう意味では、自分では気づかないところを指摘してくれているんだと、前向きにとらえることもできます。大切にしている部分が違うことを理解して、企画案をさらに良くするために利用させてもらおうぐらいの気持ちを持てるといいのかもしれませんね。

【7、睡眠不足である。】


当然ですが、睡眠不足や疲れが残っていると、イライラしてきますよね。精神の安定に大きな影響があると感じます。

私は、毎日8時間の睡眠を取るようになってから、こんなにも気分が穏やかになるのかと驚きました。

それまでは、6時間で充分だと信じきっていたんです。睡眠時間がもったいないとさえ思っていました。大学生のころは、毎日2~3時間睡眠を続けていたぐらいです。ですが、その違いの大きさを実感してからは、なんとしても8時間は確保するようになりました。

もちろん、睡眠時間だけではなく、睡眠の質も大事ですよね。質の良い睡眠を取るためのポイントをまとめてみました。
よろしければ、下記ページも参考にご覧ください。

【一瞬の負の感情を抑える、感情的にならない方法】

一瞬の負の感情を抑える、感情的にならない方法
これまでは、感情的になってしまう要因とその対処方法をご紹介してきました。最後に、負の感情が沸いてきてしまったときに緊急的に対処する方法を見ていきたいと思います。

【その場から離れる。】

NHKの番組で、「介護施設でなぜ虐待が起こってしまうのか?」その予防策が特集されていました。

入所者の就寝後も2時間おきに見回りを行い、深夜のコールにも対応する。中には5分おきに呼び出しコールをするご老人もいる。対応しきれない状態が続くと、どうしても焦ってしまい怒りがこみあげてしまうこともあるといいます。
そんな時のアンガーマネジメントで最優先にしていることは、「その場を離れて、先輩職員に代わってもらう」ということでした。

沸き起こってしまった「怒り」という感情に真正面から立ち向かうために。まずはその場から離れて、冷静に向き合える環境をつくること。そうしないと、「火に油を注ぎつづけてしまう」ことになってしまいますよね。

仕事中は、その場からすぐに立ち去れない場面が多いかもしれません。もし、自然な形でその場を離れることができる状況であれば、まずは「離れる」ことを最優先にして、気持ちを落ち着けることが大事だと思います。

【目線を上げる。】

感情的になってしまい、心の中のイライラとの格闘が始まってしまう。その時、人は目線を下げて、地面を向いていることが多いと思います。外からの情報をシャットダウンして、自分の世界に没入してしまう。ネガティブ感情の連鎖がスタートしてしまった瞬間です。

その悪循環をストップさせるためには、「目線を上に上げる」ことが大事です。意識を「内」ではなく「外」に強制的に向かわせる。最悪の事態を防ぐために、効果的な手段です。自然と、閉鎖的になりかけた心に光が差し込み始め、少しずつ扉が開かれていくのを実感すると思いますよ。

【体を動かしてみる。】

体を動かすと、ネガティブな感情を低下させ、同時に「ポジティブな感情を高める」効果があることが、科学的にも立証されています。適度な運動は、副腎皮質ホルモンの一種であるグルココルチコイドの分泌を促し、その作用で視床下部の感情調節に影響を与えると言われています。

仕事中に、運動するわけにはいかないかもしれませんが、気分転換に会社の周りを5~10分だけ歩いてみる。それだけでも効果があるはずですよ。

【文章に書きだす。】

パソコンでも、手書きメモでも大丈夫です。感情を書き出すことで、イライラのエネルギーを放出してみてください。
書き出してみると、「思っていたよりも、大したことがなかったかも…」「この方法もあったかも…」と客観的にイライラを眺めることができるようになります。

間違っても、書き出したものを相手に送ってしまったり、人に見せたりしないでくださいね。

あふれ出す「感情」には、「感情(感覚)」で対処するしかない。


「感情」が沸き起こってしまったら、「理論」ではなく「感情(感覚)」で対処するしかないと、私は思っています。
「感情を抑える理論」は、冷静なときに準備しておくもの。いったん感情的になってしまった後は、理論は通用しなくなってしまうものではないでしょうか。

感情とは、自転車を乗りこなす感覚に近いような気がします。
自転車を乗りこなすために必要なのは、「理論」ではありません。
何回も練習をして、「感覚」を体に覚えこませるというイメージに近いのかもしれませんね。

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心理カウンセラー・岩田昌樹

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