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なぜ自分だけ仕事が忙しいのでしょうか?

上司や他部署の方から、よく仕事を頼まれます。6人いるチームの中でも一番仕事量が多く、忙しいです。自分だけ残業も多いです。

私が忙しいことは、わかってくれているはずです。なのに、チームの中で2番目にキャリアが長いせいか、仕事を次々とおりてきます。

時々、「なぜ自分だけ、こんなに忙しいのだろう。」「今、忙しいのはわかるでしょう!手伝ってほしい!」と叫びたくなってしまう時があるんです。

こんなに忙しいのに、仕事を評価してくれているように感じません。仕事に対する熱量の差があるせいか、みんなとの距離があるのを感じます。

「なぜ自分だけ忙しいの!」と苦しい思いを抱きたくはありません。適正な評価をしてほしいです。どのように考えて、これから仕事に取り組んだらいいのか悩んでいます。

2019/11/01 2023/02/18

2019/11/01  2023/02/18

「影響力のある人」を目指してみませんか?

▼ 目次 【なぜ自分だけ仕事が忙しいのでしょうか?】

  1. 私も「なぜ自分だけ仕事が忙しいのだろう」と思っていました。
  2. 「仕事ができる人」とはどんな人なのでしょうか。
  3. 仕事で評価される人=「自分だけ忙しい」と思わない人
  4. 「こなす」のではなく「マネジメント」して、自分だけ仕事が忙しいから脱却しましょう。
心理カウンセラー・岩田昌樹

私も、「なぜ自分だけ仕事が忙しいのだろう」と思っていました。

かつての私も、「なぜ自分だけ、こんなに仕事が忙しいのだろう」と思っていました。

  • 「あなたに、ぜひこの仕事をしてもらいたい」
  • 「あなたにしか、頼めない仕事だから」
  • 「あなたは、クオリティが高いから」

〇〇さんは、そうお願いされることも多いのではないでしょうか。そんな風にお願いされると、どんなに忙しくても、なかなか断りにくいですよね。

〇〇さんは、仕事に対して、誠実に、真面目に、一生懸命に、取り組まれているのだと思います。

とても優しくて、良い方なんだろうなと想像します。がんばっている姿が、目に浮かんできますよ。

かつての私も、「なぜ自分だけ、こんなに忙しいの?」「手伝ってほしい!」と叫び出しそうになったことが、多々ありました。

〇〇さんほど、頼られてはいませんでしたが…(笑)

『かつての私』に伝えたいこと


ただ、会社員を12年経験したあと、起業して、23名の社員と一緒に働くようになってから、仕事に対する考え方が変わったように思います。

「現場で仕事をする人の目線」と「マネジメントする人の目線」に、大きな違いがあることを知ったからです。

仕事で認められるためには、

「影響力」

が大事だということを実感したのです。

「かつての私に伝えたいこと。」

そんなイメージで、話をすすめさせていただければと思います。
〇〇さんの参考になれば、とても嬉しいです。

「仕事ができる人」とはどんな人なのでしょうか。

「仕事ができる人」とはどんな人なのでしょうか。
私は、「仕事ができる人と思われたい」と強く思っていました。
もちろん、今でもそう思っています。

認められたい。みんなの役に立ちたい。そのために、一生懸命、必死に働いていました。

では、「仕事ができる人」とはどんな人なのでしょうか。

かつての私は、「早く」「多く」「クオリティ高く」こなすことが大事だと思っていました。もう少し具体的に言うと、

  • 忙しい人
  • 必要不可欠な人
  • 全員の期待に応えられる人

それが、仕事ができる人のイメージだったように思います。
【3つのパターン】を、それぞれ見てみることにしましょう。

1、忙しい人=できる人?

「忙しい人=できる人」とイメージしていると、どんな思考回路になるでしょうか。

みんなに認められたい。
どんどん仕事を引き受ける。断りたくない。
多くの仕事を抱えこむ。
次から次へと、仕事を『こなす』毎日。
時間がかかる。残業が多くなる。
イライラしてくる。
完成度が下がり、結果が出ない。
夜も寝れなくなってくる。疲れがとれない。
さらに、イライラする。
なぜ、自分だけ忙しい思いを
しなければいけないのか?
少しは助けてほしい!
理解してほしい!

周囲とよい関係を保ちたいのに、仕事に追われて、いつのまにかイライラしてしまっている。
そんな自分自身に嫌気がさして、さらにイライラしてしまうという悪循環の連鎖でした。

自分で、勝手に「やらされている感」を持ってしまっていました。

  • 自分の『ため』ではない。
  • 自分の『意思』でもない。
  • 自分の『決断』でもない。

みんなに認めてもらいたいから、がんばっているだけ。だから、来るもの拒まずに、仕事を受けている。

そこには、自分の意思も決断もない。自分のためでもない。がんばっただけの見返りも充分には感じない

みんなのために頑張っているのに…と、自分勝手な、「仕事をやらされている」という被害者意識を持ってしまうようになっていました。

認めてもらうための仕事
【他人】の評価が軸。
やらされた感が出てしまう。
自分がすると決めた仕事
【自分】の決断が軸。
結果がどうあろうと、納得感がある。

やらされている感があったり、うまくいかなくなると、どうしても人のせいにしてしまいがちですよね。

  • なぜ自分だけ、忙しくしているのか
  • 自分の大変さを理解してもらいたい。

そんな気持ちにとらわれてしまえばしまうほど、「みんなはラクをしている」と思ってしまう
心のどこかで、人を責めてしまっていました。

2、必要不可欠な人=できる人?

必要不可欠な人=できる人?
「自分にしかできない仕事」

その言葉は、圧倒的な優越感を感じさせてくれる言葉。
会社に、「自分は必要不可欠な存在だ」と思われたい。

だから、

  • 自分にしかできない方法で。
  • ブラックボックス化させて。
  • 自分でなんとかする。

ずっと、そう思っていました。

みんなで協力して仕事がしたいと、思ってはいたんですよ。

でも、「自分にしかできない仕事」という言葉の魅力に、憑りつかれてしまっている自分もいました。

自分の存在感を高める唯一の方法だと信じきっていました。
でも、それは幻想だったように思います。

3、全員の期待に応えられる人=できる人?

全員の期待に応えられる人=できる人?
「みんなが、私のことを称賛してくれる。」

そんな未来を期待していました。
夢見ていましたよ。かつての私は。

でも実際は…。みなさんのご想像のとおりです。

全員の期待に応えようとがんばると、パンクしてしまう。
それは、そうです。でも、できると信ている私もいたから…バカですよね。

パンクして、イライラして、結局、誰の期待にも応えられなくなってしまう。

映画の主人公になった気分でいた自分が、情けないですよね。

「都合のよい人」になってしまっていました。


一生懸命がんばれば、がんばるほど、仕事を「こなす」ようになっていきました。
次から次へと、タスクを、左から右へと。

今日するべきタスクの一覧を、一行ずつ、二重線で消していくことに、快感を覚える。
手を動かしつづけて、仕事やってる感に浸っていました。

手が止まってしまうと、無力感に襲われてしまう。だから、「もっと、もっと、仕事がほしい!」と訴えつづける。

それは、それで、充実しているように感じました。

でも、会社や周囲の人たちにとって、私は「都合のよい人」でしかなかったのかもしれません。

今では、そう思います。

もし、『かつての私』が突然退社しても、『今の私』は「便利だったけど、しょうがないか…」と思ってしまいそうだから。

去ってしまうと、当分は大変だし、寂しいけれど…「残ったメンバーでがんばろう!」という感じ。

マネジメントをするようになってわかったこと。

退社してしまって、『今の私』が本当に困ってしまうのは、『かつての私』のような人ではなかった。

別の人でした。

仕事で評価される人=「自分だけ忙しい」と思わない人

仕事で評価される人=「自分だけ忙しい」と思わない人
別の人とは、「影響力のある人」でした。

影響力のある人というと、

  • リーダーシップがある人?
  • コミュニケーションが上手な人?
  • 作業が早い人?

を思い浮かべるかもしれませんね。でも、違うんです

  • やり方を構築できる人。
  • 改善・効率化できる人。
  • 誰でも簡単にできる方法を考える人。
  • みんなに広める人。
  • 出し惜しみしない人。

『自分』の仕事力をUPさせる人ではない。
『みんな』の仕事力をUPさせる人。

それが、影響力のある人。
もっと具体的に言うと、

1、「考える」時間をつくる人
2、「誰でも簡単にできる仕事」
をつくる人
3、「自分がするべき仕事」
を見極められる人

かつての私が信じていた
「仕事ができる人」
とは、真逆でした。

「影響力のある人」の【3つのパターン】を、それぞれ見てみることにしましょう。

1、「考える」時間をつくる人

「考える」時間をつくる人
「考える」時間をつくる人は、
すぐに手をつけない人。

有名な木こりの話がありますよね。

ひとりの木こりが、汗水たらして一生懸命に、木を切っています。

通りがかった人がその様子を眺めていましたが、斧を振るう勢いのわりに、なかなか木が切れていない様子。

見ると、斧が刃こぼれしているよう。通りがかりの人は言いました。

「斧を研いだほうがいいのではないでしょうか?」

すると、木こりは言いました。

「わかってるんだけど…木を切るのが忙しくて、それどころじゃないんだよ。忙しすぎるのは、見てればわかるでしょ?」

「斧を研ぐ」 = 「改善・効率化・情報収集」

早く仕事を終わらせようと、焦りすぎないこと。まずは、

  • 戦略を練る時間をつくる。
  • 疑問点やゴールなどを、先に確認しておく。
  • 人に頼む方が早いところは、先に頼んでおく。
  • 必要な作業・不必要な作業を、見極める
  • 仕組みを作ることに、時間をかける。
  • 流用できる仕組みがないかを考える。

を考えること。

冷静な判断をするために、
仕事を、

「1日寝かせる」

ぐらいの覚悟を持つこと。

「手を動かすことに、忙しい人」には、「斧を研いでいる人」は、仕事をしていないように見えますよね。
斧を研いでいる間は、木が切れないですからね。

だから、今まで「手を動かしつづけた人」にとっては、「仕事をしない時間をつくる」ぐらいの気持ちが必要なのかもしれませんね。

2、「誰でも簡単にできる仕事」をつくる人

「誰でも簡単にできる仕事」をつくる人
認められたいと思っていた『かつての私』は、仕事を抱えこんで、

ほら、
自分がいなくなると、
大変になるでしょ!

という状況を作りだして、自己満足感を得ようとしていました。

影響力のある人は、真逆の発想です。

  • 「誰でもできる仕組み」を作って、みんなに活用してもらおう。
  • 出し惜しみはせずに、すべてオープンにしよう。
  • みんなの知恵を借りて、もっと使いやすくしよう。
  • 誰でも、簡単に、ミスなく、クオリティの高いものができる仕組みを作ろう。

会社にとって大切なのは、
直近の不安定な「売上」よりも、

【 資産 】

ではないでしょうか?

資産は、
・他社との差別化
・効率化
・新しいアイデアの源泉
を生み出す土台になります。

あなたから、「仕事を引き継いだ人」も、
その「次に引き継いだ人」も、
また「その次に引き継いだ人」も、
簡単に、ミスなく、クオリティの高いものができるようになる。
それが、影響力。

そんな影響力があると、会社や上司、同僚にとって、「あなた」は

  • 辞めてもらっては困る存在になる。
  • 一目置く存在になる。
  • 評価せざるを得ない存在になる。

『かつての私』には、その発想が欠落していました。

3、「自分がするべき仕事」を見極められる人

「自分がするべき仕事」を見極められる人
斧を研ぐために、「木を切らない」時間をつくる。つまり、「やらない仕事」をつくることが大切ですよね。

自分で仕事を選別して、自分で決断した仕事をする。
自分で決めたことであれば、自分は納得できるものです。少なくとも、人のせいにすることはなくなるはずですよね。

人から与えられた仕事ではないのだから。

すこしずつ、「なぜ自分だけ忙しいのだろう…」と思わなくなってくるのではないでしょうか。

するべき仕事 = 体調を整えること

するべき仕事 = 体調を整えること

  • 忙しくて、仕事のことばかり考えてしまう。
  • やらされ仕事が多くて、ストレスが溜まる。
  • 仕事の成果が出ず、悩んでいる。

精神的に疲れてしまうと、家に帰ってベッドに入っても、なかなか眠れなくなってしまいますよね。

言わずもがなですが、十分な睡眠がとれていないと、イライラの原因に。質の良い睡眠を取るには、すこしずつ緊張感を取り除いていく必要がありますよね。

良質な睡眠については、下記のコラムもご覧くださいね。

「こなす」のではなく「マネジメント」して、自分だけ仕事が忙しいから脱却しましょう。

「こなす」のではなく「マネジメント」して、自分だけ仕事が忙しいから脱却しましょう。
〇〇さんがコツコツと地道な努力をしている姿は、上司も同僚のみなさんも、ちゃんと見ているはずですよ。

  • 「しっかりと考えられているな」
  • 「細かい所まで、配慮してくれているな」
  • 「安定のクオリティで、いつも感心してしまうな」

そう、心の中で思っているはずです。

仕事が集まってくるのは、「〇〇さんなら、安心して任せられる」と評価されているからに違いありません。

信頼されている〇〇さんが、

  • もっと気持ちよく働くために。
  • みなさんからの高い評価を実感するために。
  • さらにもう1つ上のステージに進むために。
仕事を「こなす」のではなく、
仕事を「マネジメント」する。

手を動かし続けるのではなく、すこし手を止めて、目線を上に上げる。

視野を広げるステージに、〇〇さんは到達したのかもしれませんね。

これまで築き上げてきた経験と信頼をバネに、大きくステップアップされることを期待しています。

〇〇さんなら、きっと大丈夫ですよ!

心理カウンセラー・岩田昌樹

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