2019/05/17
2022/01/05
怒って当たり前なことをされたときに、それをサラッと冗談なんかを交えて笑顔でかわせる人ってほんと尊敬しますよね。
先日こんなことがありました。仕事で取引先がミスをしました。
大切な仕事だから何度も念押しで「よろしくお願いしますね」と伝えていたのにも関わらずのまさかの失敗です。
会社に取り返しのつかない損失を与えるような大きなミスではなかったのですが、私としては一生懸命準備してきた思い入れのある仕事でした。
すぐに修正をしてもらって事なきを得たのですが、そのミスに気付いたときは感情のまま怒りを伝えてしまいました。
仕事だから、お金を払っているんだから、失敗した取引先を責めてなにが悪い、という想いももちろんありましたが、
その日は帰ってから相当後悔しました。
「いつも無理な仕事の依頼にも快く対応してくれているのに、一度のミスで責めすぎたかな」
「今頃、取引先のあの人は私の言った言葉で傷ついてしまっていたらどうしよう」と。
これからも関係を続けていかなければならない会社なので、なおさら落ち込みました。
その日の夜に読んだ本の一文に印象に残る言葉がありました。
「人付き合いが良くなりたい」という主人公に対し、先輩社員が「簡単だよ、人とは次会う時に気まずくならないように別れる、それだけだよ」と励ます言葉。
(マリコ、うまくいくよ/益田ミリ）
当たり前だけど大切なことに気づいたような、そんな気がしました。
次の日、メールを開くとその取引先から謝罪と今後の対応策が送られてきていました。誠意の伝わる文面でした。
その時、前に挙げた本の一節を思い出し「いつもありがとうございます。これからもぜひよろしくお願いします」と返信しました。
「人とは次会う時に気まずくならないように別れる」シンプルだけど心に留めておきたい言葉だなと思いました。
怒るとその場ではスッキリするけど、あとあと自分が嫌な気持ちになってしまうことが多いです。
そんな人はぜひ心でこの言葉を唱えてみてください。
もしかしたら嫌なことを言われたときにスマートに対応できている人も、自分が後で嫌な気持ちになりたくなくてそうしているだけなのかも。
（それでも、相当理不尽なことを言われたときは怒ったほうがいいですよ！(;´Д｀)
そんな悩みをお持ちの方は、お話を聞かせていただけませんか？
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