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仕事がうまくいかないとき辛い。どうすればいい? |お悩み相談室「ことり電話」

仕事がうまくいかないとき辛い。どうすればいい?

仕事がうまくいかないと悩んでいた時期

岩田 昌樹

2019/10/11
2024/04/20

仕事がうまくいかないとき辛い。どうすればいい?

  • 仕事のミスばかりしてしまう…
  • 同僚と比較してしまって辛い…
  • 上司の指摘が、心に突き刺さる…
  • 苦手な仕事ばかりをお願いされる…
  • 怖くて萎縮してしまって、発言ができない…
「はぁ~…仕事がうまくいかないな…」
「仕事が辛いな…しんどいな…」
「これから、仕事どうすればいいんだろう…」

そう悩んでしまうときがありますよね。わたしもあなたと同じように、ずっと悩みつづけていました。 なぜ、「仕事がうまくいかなくて辛いな…」と悩みつづけてしまうのでしょうか?今から思うと、

肩にチカラが入りすぎていた

のだと思います。
辛い気持ちをなんとか奮い立たせる。どうすればいいんだろう?と不安になる気持ちを押し殺しながら、頑張って、頑張って、まわりが見えなくなっていました。視野が狭くなっていたんでしょうね。

どうしても仕事がうまくいかないときは、「マズい!頑張らなきゃ!」と思ってしまいますよね。でも、そんなときこそ、時々、

「フッ」と、チカラをぬいてみる。
といいのかもしれませんよ。

頑張りすぎているときは、頭の中がカチコチに固まりすぎているものです。肩のチカラを「フッ」とぬいて、コリをほぐしてあげる。そうすると、新しい世界が見えてくるはず。

歩みを止めて、「景色」を眺めてみる
そんな余裕も大切ではないでしょうか。 今回は、仕事がうまくいかなくて辛いときの考え方を、心理カウンセラー・岩田昌樹がお届けしたいと思います。
心理カウンセラー・岩田昌樹

▼【目次】仕事がうまくいかないとき辛い。どうすればいい?

  1. 仕事がうまくいかなかったときの体験談
  2. 仕事がうまくいかないと辛くなるのは、「向上心」があるから
  3. 仕事がうまくいかないと辛くなるのは、「負ける分野」を作らないから
  4. 仕事がうまくいかないと辛くなるのは、「結果」を気にしすぎているから
  5. 仕事がうまくいかないと辛くなるのは、「抱え込みすぎている」から
  6. 仕事がうまくいかないと辛くなるのは、「仲間」だと思いすぎているから

仕事がうまくいかなかったときの体験談

仕事がうまくいかないと悩んだときの体験談

「仕事がうまくいかない…」
「毎日辛いな…」
「この仕事向いてないのかも…」
「これから、どうすればいいのかな…」

と私が悩んでいたのは、ちょうど人事部で採用担当になった時のことでした。

 抜擢されたわけでも、仕事で認められたわけでもありませんでした。現場の仕事があまり合わなくて、悩んでいた時に、仲が良かった人事部長からお声掛けをしてもらっての異動でした。

自分の仕事が認められての異動ではないことに、そのあと、ずいぶん悩まされたんです。

前任者は、キャリアウーマン

前任者はバリバリのキャリアウーマン。颯爽と働く姿に、入社当時から憧れていた女性社員でした。

  • 早く、あの人のようにならなきゃ!
  • 前任者の方が良かったと、思われないようにしないと!
  • ミスをしちゃいけない!
勝手にものすごいプレッシャーを感じ、周りから見ても、相当気を張っていることがわかったのではないでしょうか。

でも…前任者と同じことをしようと思っても、

やっぱり「私は、私」

同じことができないばかりか、ミスに次ぐミスの連続…。

もちろん最初は、やり方を真似ることが大事ですよね。でも、前任者の影を追いかけつづけても、比較して、自信を失っていくだけ。いつまで経っても追いつけず、苦しくなる一方でした。

それでも、どうしたらいいのかわからず…ずっと、前任者の影を追いつづけていました。

でもある日…

もう疲れてしまって…
フッと気が抜けてしまったんです。「もういいや!」と開き直った気持ちになり、「そのままの自分」で、仕事をした日がありました。

結果を出す方法は、ひとつじゃない。

普段の私は、キャリアウーマンというよりも「ぼんやり系」。いいように言えば、穏やかで親しみやすい。(言いすぎですが…汗)

そんな自分を出して仕事をしてみた日、

案外うまくいった
んです。

前任者は、かっこいい女性。そのかっこいい姿に憧れて、私のように入社を決める人もいたと思います。でも、どうがんばっても、私にはできない。

私は、「親しみやすさ」を武器にして、どこの企業よりも、

話しかけやすい担当者
を目指そう!そう思ったのを、覚えています。

その時に、やっと気づきました。

結果を出すための方法はひとつではなく、いろんな方法があることを。

そして、自分なりのやり方でやったほうが、格段に楽しいことに。

  • うまくいかないな…
  • 合わないな…
  • 辛いな…

そう思う仕事を辞めて、新しい仕事を見つけるのも、素敵なこと。

でも、その前に、

「フッ」と、肩のチカラを抜いてみる
のもいいのではないでしょうか?

仕事がうまくいかないと辛くなるのは、「向上心」があるから

仕事がうまくいかないと悩むのは、「向上心」があるから。

仕事がうまくいかないと辛くなってしまうのは、今の自分に納得していないから。裏を返せば、

向上心のかたまり

なのかもしれませんよ。上司や同僚からみると、とても頑張っているように見える。なのに、自分は「まだまだ」だと思っている。

「もっと頑張らなければ!」と自分を追い込むけれど、目標が高すぎて、「うまくいかない…辛い…どうすればいいのかわからない…」と悩んでいるのではないでしょうか。

仕事が辛いときに、肩のチカラを抜く方法

そんなあなたが、「フッ」と肩のチカラを抜く方法。それは、

自分の100%を、
「ありのまま」出す
ことではないでしょうか。

まずは、自分の100%を把握する。

そして、それ以上は求めないようにする。「サボる」のでもなく、「『運』や『火事場の馬鹿力』に期待する」のでもない。

仕事がうまくいかなくて辛くなるのは、期待が大きすぎたから。自分の力以上を求めてしまったから。だから、「しょうがない」とあきらめる。

背伸びしすぎない。
120%を求めすぎない
ことが大切なのだと思いますよ。

背伸びしつづけると、誰だって『筋肉痛』になりますよ。あなただけじゃないですよ。みんな辛くなるものですよ。

↓詳しくは、こちらのコラムも読んでみてくださいね。

仕事がうまくいかないと辛くなるのは、「負ける分野」を作らないから

仕事がうまくいかないと辛くなるのは、

全部、勝ちたい!
と思っているからではないでしょうか?

「すべて完璧にしないと!」と、肩にチカラが入りすぎている。

  • 私自身の力で
  • しっかりと
  • 納得いくまで
仕事がしたいですよね。お気持ちは、とてもよくわかりますよ。

でも、「すべて、できる人」は、全部を

こなしている
ような気がしませんか?

ひとつひとつを見てみると、「そこそこの出来」。なんだか「物足りない」…。ということはないでしょうか?

もしかしたら、 薄々 自分でも気付いているのかもしれませんね…。すべてが、なんとなく、中途半端…。しかも、疲れる…。

だから、
「なぜか、仕事がうまくいかない…」
「なんだか、辛い…」
「どうすればいいのか、わからない…」
と感じるのかもしれませんね。

小さなことでいいんです。

ここだけは、絶対に負けない
という分野をつくることが、大事なのでしょう。圧倒的に勝てる「小さな分野」をつくる。

勝てる分野に集中するために、そこ以外は、 あえて負ける覚悟をする。

「覚悟」をすると、案外、気持ちがフッとラクになるものですよね。その

「負ける覚悟」と「圧倒的に勝てる分野」
があると、仕事がうまくいっていると感じやすいのではないでしょうか。

↓詳しくは、こちらのコラムも読んでみてくださいね。

仕事がうまくいかないと辛くなるのは、「結果」を気にしすぎているから

仕事がうまくいかないと辛くなるのは、「全力を尽くして」、

100%の『結果』
を目指しすぎているからではないでしょうか。

一生懸命に頑張ることは、とても素晴らしいことですよね。
でも、『結果』を重視しすぎてしまうと、自分で自分の評価を下げて、うまくいっていないと思い込んでしまいがちですよね。

頑張れば、「結果」は付いてくる。残念ながら、そう簡単にはいかないのが、難しいところ。

頑張っても、「結果」が出ない
ことは、よくありますよね。

特に、仕事の「結果」は、自分ひとりの力だけでは、どうにもできないもの。たくさんの人たちが「頑張った」集合体でしかありません。

しかも、頑張り方が、人によってそれぞれ違うから、困ったものですよね。

「他人の頑張り」に左右されてしまう「結果」を求めすぎてしまうと、「仕事がうまくいかない…」と辛くなってしてしまうだけではないでしょうか。

自分で左右できる「結果」を、最優先に考えましょう。

「結果」のとらえ方を変えていきましょう。

【数字】という「結果」は、たとえ出なくても、

【経験】という「結果」は、必ず残る
ものですよね。

  • 【数字】… みんなの頑張りや、運に、左右される「結果」
  • 【経験】… 自分の頑張りが、そのまま現れる「結果」

どちらの結果も欲しいけれど、【経験】という「結果」は、軽視して、後回しにしてしまいがちです。

×…【先】数字 → 【後】経験

〇…【先】経験 → 【後】数字

自分が頑張った分だけ「必ず残る」、【経験】という「結果」を、最優先に考えてみましょう。

【数字】という「結果」は、出れば嬉しいなぐらいに考えておくべきではないでしょうか。

仕事の「結果」より「過程」が、見られているものですよ。

みんなは、あなたの「結果」を見ている。そう思い込んでいないでしょうか。でも、本当にそうなのでしょうか?

【数字】という「結果」は、ひとりの力だけでは出せないことぐらい、みんな知っているものです。だから、よくわからない「結果」よりも、「過程」を見て判断している。

もし、2人に同じ「結果」が出たとしても、「過程」がよかった人(頑張った人)のことを評価するのが、人間の心理だと思いませんか。

頑張ったという「過程」

【経験】という「結果」
【数字】という結果は、誰のものかわかりにくい。でも、
頑張っている姿は、
「あなただけ」のもの

普段のあなたの頑張りでしか、「あなた」を評価できない。それを、みんなは見ていますよ。

だから、「結果」を出そうと、無理にチカラを入れすぎないでくださいね。肩に入ったチカラを「フッ」と抜いてみましょう。

↓詳しくは、こちらのコラムも読んでみてくださいね。

仕事がうまくいかないと辛くなるのは、「抱え込みすぎている」から

仕事がうまくいかないと辛くなるのは、多くの仕事をこなしているのに、あまり評価されていないと感じるからではないでしょうか。

「みんなに評価されたい…」だから、自分がいないとできないように、多くの仕事をブラックボックス化して、「抱え込む」。そして、

ほら、
自分がいなくなると、
大変になるでしょ!

という状況を、作ってしまっているのかもしれませんね。

ただ…一度立ち止まって、考えてみてほしいんです。

会社にとって、大切なものとは

会社にとって大切なのは、直近の不安定な「売上」よりも、

【 資産 】

ではないでしょうか。

あなたから、
仕事を「引き継いだ人」が、
その「次に引き継いだ人」が、
また「その次に引き継いだ人」が、

簡単に、
ミスなく、
クオリティの高いもの
ができるようになる。

その仕組みを作ること。
それが、「資産」。

そんな「資産」を作れる人は、会社や上司、同僚にとって、

  • 辞めてもらっては困る存在になる。
  • 一目を置く存在になる。
  • 評価せざるを得ない存在になる。

「誰でもできる仕組み」を作る。
出し惜しみせずに、
「オープン」にする。
「みんなの知恵」を借りてみる。

抱え込みすぎてしまうと、「負担と評価のギャップ」に苦しんでしまいませんか?それは、自分で自分の首を絞めているようなものかもしれませんよ。

仕事をうまくいかせるために、もう少し、気楽に考えてみましょう。 自分の存在価値を高める方法を、少し変えてみてもいいのではないでしょうか。

↓詳しくは、こちらのコラムも読んでみてくださいね。

仕事がうまくいかないと辛くなるのは、「仲間」だと思いすぎているから

仕事がうまくいかないと辛くなるのは、職場の同僚や上司は「仲間」だという意識を、強く持ちすぎているからではないでしょうか。

「仲間」だと思いすぎると、どうしても 甘え が生じてしまいやすいですよね。そうすると、

会社・上司・同僚への『期待』
が、必要以上に大きくなってしまう。結果、
「なぜ助けてくれないのかな…?」
「期待通りに動いてくれないな…」
「仕事がなぜか、うまくいかないな…」
と感じてしまうのではないでしょうか。

もし、大切な取引先だったとしたら…

  • 無理難題を押し付けてくる「取引先」もいるでしょう。
  • 合わないな…と思いながらも、「取引先」を接待しなければいけない時もあるでしょう。
  • 非がないのに、「取引先」に怒られることもあるでしょう。

職場の人間関係も「仕事のうち」だと考えると、
「相手の責任にしないようにしよう…」
「期待しすぎかもね…」
「そんなに、うまくいくわけないかな…」
という気持ちになりやすいかもしれませんよ。

「フッ」と、チカラがぬけてくる気がしませんか?

心理カウンセラー・岩田昌樹

↓詳しくは、こちらのコラムも読んでみてくださいね。

そんな悩みをお持ちの方は、お話を聞かせていただけませんか?
” 明日への希望 ”につながるご提案をさせていただきます。

岩田昌樹

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