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こんにちは。カウンセリング実績4,400件以上の夫婦関係修復カウンセラーの岩田昌樹です。
パートナーの実家依存に悩むご相談者様から、下記のような状況をお話いただくことが多くあります。
妻(夫)が毎週のように実家に帰る…。「帰る」と言えば聞こえがいいけれど、その帰り方や実家との連絡頻度の多さを見ていると、
をしているかのよう。さすがに実家に帰りすぎでは?…。妻は実家依存症なのだろうか?耐えられなくなって、「実家を優先にしすぎじゃない?」「客観的に見ると、実家に依存しているように見えるよ…」と伝えてみると、返ってきた答えは、
だった。
と逆に、妻の実家に一緒に来てほしいと言われてしまう始末…。
自分よりも実家の方が大切と言わんばかりの妻の言動に、「怒り」がこみ上げてくる。そして、後を追うかのようにわき上がってきた感情が、「喪失感」と「なんともいえない孤独感・寂しさ」だった。
思わず「もうムリかも…」。そう思った瞬間に、妻の口から出てきたのが、
だった。妻が実家依存症だからと言って、離婚したいわけではない。でも「寂しさ」「虚しさ」「孤独」を、もうこれ以上感じたくない。そのためには「もう離婚しかないのかな…」と、なかば投げやりな気持ちになってしまうときもある。
でもそれでも、なんとか踏みとどまってきたのに、実家との距離感・優先順位の話をするたびに、妻は「怒り」と「離婚」と「無視」を容赦なくぶつけてくる。
そのあまりにストレートな物言いに、お互いに耐えられなくなり、繰り返してしまうのが
だった。
今回は、離婚に発展しやすい実家依存症の心理状況を、心理カウンセラー・岩田昌樹がお届けしたいと思います。
※実家と仲が良すぎるパートナーを、今回は「妻」想定でご紹介しています。反対に「夫」が実家と仲が良すぎる場合は、「妻」を「夫」に置き換えてお読みください。
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それ以来、堰を切ったかのように、妻の実家依存に端を発したケンカのたびに出てくるようになってしまった「離婚」の話題。
次の日には、その話題を出してしまったことを「後悔」してしまう。だけど、夫婦喧嘩になるとまた「離婚」の話題が出てしまう。そして、また「後悔」。ジェットコースターのように繰り返される
が、果てしなく続いてしまいそうだった。何度話しあっても変わらないどころか、逆にお互いが自分の考えに固執していってしまう現実に、精魂尽き果ててしまう。2人の距離が縮まるどころか、さらに離れていく一方だからだ。
救いを求めて検索したネット情報には、実家依存症で離婚するケースは、意外に多いという情報が。
あきらめのような、絶望のような、ぽっかりと穴が開いたような気持ちに襲われてしまいまう。
妻の実家依存症に悩むあなたも、そんな心境になっていないでしょうか?もう少し、よくある事例を見ていきながら、離婚に発展しやすい実家依存症の心理を考えてみたいと思います。
実家や親・家族と仲がいいのは良いことだと思う。結婚する前に、妻が実家・親を大切にしている姿を見て、これから新しく作る私たち家族のことも大切にしてくれるかも…。それが妻のいいところだと思って結婚した。
でも、妻と実家との心理的・物理的な距離の近さは、想像をはるかに超えていた。まるで実家に依存しているかのように、
子供が生まれてから特に、その結びつきは顕著になってきた気がする。「孫に会わせるため」「子育てを手伝ってもらうため」「子供のイベントのため」と、何かともっともらしい理由がついてくるから厄介だ。
そんなお話をよくお伺いするんです。妻は、決して私たち夫婦の家庭をおろそかにしているわけではないけれど、
「子供」「家族愛」「優しさ」がすべて、実家に帰る理由付けにされている気がしてしまうことが多いですよね。そんな反論しにくい理由こそが、逆に夫婦の価値観の
んです。そして、それが離婚への道を加速させてしまうことが多いんですよね。
ではなぜ、妻は頻繁に実家に帰ろうとするのでしょうか。私たちはこれまで、義理の実家との関係性について、たくさんの悩み相談をお伺いしてきました。
たくさんの事例を分析してみると、実家依存に近い関係性になってしまう心の内側には、幼少期からずっと満たされることがなかった
ことが多いと私は感じています。その「寂しさ」を本人が認識できていればいいのですが、無意識であることも多いんです。
子供は誰でも、「わかってほしい」という強い欲求を抱いています。それは、
に必要不可欠な感情です。人間には、「つながり」を感じることで自分を「守る」強い習性があるからです。
人間は、ひとりで生き抜いていくのではなく、みんなで集団で守りを固めながら生きていく動物です。
「誰にもわかってもらえていない」とつながりを感じられない状況というのは、全身丸裸でジャングルをさまよい続けているような危機的な状況なんですよね。
として、「孤独・寂しさ」の感情が沸いてくるんです。
その人間本来の「つながる」防衛反応が機能しなくなると、心理的にはどうなるでしょうか?他の防衛手段で、自分を必死に守ろうとします。それが「闘争・逃走」反応です。何に対しても「闘うか」「逃げるか」で、自分を守ろうとするんです。
「闘う」とは、対象に近寄ることでもあります。「逃げる」とは、対象から遠ざかることです。
つまり、人に
どちらかで自分を守ろうとするんです。それは、適度なちょうどいい距離を保てなくなるという意味でもあるんですよね。
たとえば、親が過干渉・過保護だった場合、干渉されることが嫌になって反発することがある一方で、愛情をたくさんもらえていたと感じる方もいらっしゃいます。ですがその愛情は、子供自身の気持ちが優先されていない、親からの
であることが多いんです。双方向のコミュニケーション型の愛情ではないんですよね。
一見、親からの愛情にあふれているように見える過保護も、いつのまにか子供の気持ちは後回しになってしまいがちです。
本来は、子供は「自分でやりたい」「興味本位に動きたい」と強く思うものです。自分でできないことだけ、親に助けてほしいと思うんですよね。それがすべてにおいて先回りして準備してくれていたり、ルールが厳しすぎてしまうと、
ことが、いつのまにか習慣化されてしまうんです。結果的に、心の奥底に「自分の気持ちはわかってもらえていない」というモヤモヤした想いが残りつづけてしまうことになるんですよね。
一方で、夫婦喧嘩が多かったり、冷めた空気感が漂っている家庭・両親の元で育った場合も、当然子供自身の気持ちは優先されないことが多いですよね。
家庭には様々な状況がありますが、生きづらさや感情の不安定さ・夫婦も含めた人間関係に偏りや問題がある場合に、根底で共通しているのは、
があることが多いんです。
ただ、人は誰でもみんなが「わかってもらえていない」という感情を、当たり前に持っているものです。
「わかってもらえている」
「わかってもらえていない」
その両方の感情を「バランス良く」持っていることが大切です。
「バランス良く」持つことで初めて、「全てをわかってもらうことはできない」現実を受け入れることができるようになるんです。人と人がすべてわかりあえることは、現実にはありえないですよね。わかりあえないことが、たくさんあるものです。
ですが、「わかってもらえていない」という気持ちが大きくなりすぎてしまうと、上であげたように2つのパターン(近寄るか・遠ざかるか)で自分の「わかってもらえない寂しさ・孤独感」を
自分の心を守ろうとするんです。
親に近づいていくことで、「わかってもらえていない寂しさ・孤独感」を満たそうと、自己犠牲的にガンバろうとするか、
親から遠のいていくことで「わかってもらえていない寂しさ・孤独感」を感じないようにするか、
大きくは、2つの方向性に分かれるということです。実家依存症とは、当然ですが、
ですよね。より正確に言うと、「近づく」「遠ざかる」どちらのパターンも実家に依存しているとも言えます。心の中で、実家・親を意識しすぎていることは同じだからです。「表」に現れているか、「裏」に隠れているかの違いなんですよね。
妻は、実家と適度な距離を取ってしまうと、満たされていない「わかってもらえていない寂しさ・孤独感」がこみ上げてきてしまうので、いても立ってもいられなくなるんです。
激しく動揺しながら、どうにかしてネガティブな感情を満たそうと、あたふたと焦りながら、なかば訴えかけるかような衝動的な行動を起こしてしまいやすいんです。
実家にいても(近い距離にいても)、満たされることはないんですよ。生まれてから今まで、ずっと満たされなかったわけですから、今も満たされるわけがないんです。
でも、満たすためにできるかぎりの行動をしてガンバることと、何かが変わるかもしれない期待感で、
としているんです。満たすことができていたら、他に目を向けられるはずですよね。今目の前にある新しい家族に目を向けるはずなんです。
でも満たされていないからこそ、実家に近づこうとし続けてしまうんですよね。そうして、実家の要望に応えようとガンバってしまうわけです。
という実家からの声・要望を無視できなくなるんです。あるいは、実家から要望を推測して、先回りして動こうとするんです。
妻が実家「に」依存しているように見えますが、もちろん実際には、妻に実家「が」依存しているんですよね。
実家の親は親で、その親の親(祖父母)に満たしてもらえなかったんです。満たされない寂しさ・孤独感が、
し続けているんです。本来は「上」の世代に満たしてもらうべき感情を、満たされなかったので、「下」に「下」に満たしてもらおうとするんです。
親は、祖父母に満たしてもらえなかったので、無意識に、子供に満たしてもらおうとしてしまいます。すると必然的に、親の要望・わかってほしい気持ちが優先されてしまいます。子供の気持ちは後回しになってしまいますよね。
あふれんばかりの愛情がそこにはあるんですよ。でもその愛情の上に、「わかってもらえていない寂しさ・孤独感」がいつのまにか無意識に、上乗せされてしまうんですよね。
ですので、実家の親を説得して「妻と距離を置いてください」とお願いしても、効果はほとんどありません。お願いするだけ、徒労に終わってしまうことがほとんどです。実家・親に変わってもらおうとするのではなく、
をするしかないんですよね。
親離れできない妻は、わかってほしいと思うのが当たり前の子供時代に、
んですよね。満たされていない親のために、一生懸命ににガンバっていたわけです。子供時代に、親の「親」をしてあげていたとも言えますよね。早く大人になったという表現をすることも多いです。
でもそうは言っても、やっぱり「子供は子供」なんです。親の「親」をしようと思っても、限界がありますよね。親のわかってもらいたいという満たされない気持ちを支えて満たしてあげられるほどの、現実的な「力・パワー」は子供にはないんです。
もちろん、子供なりに全力を尽くしていますので、実家の親としては、完全ではないけれど、満たされている部分はあるんですよ。だから、
んです。子供として、自分の果たした頑張りを認めてあげたいですよね。でも実際には、まだまだ「親を助けることができなかった」と、不完全燃焼の感情が残ってしまいやすいんです。
だから、今でも、「実家の親の要望に応えなきゃ!」「親を助けなきゃ!」と必死になってしまうんです。その結果、子供に満たしてもらいたいと無意識に思っている【子離れできない親】が、【親離れできない妻】を作り出してしまうんですよね。
妻と実家の関係性が、ただの仲の良い関係以上のものを感じるけれど、確信が持てないというときもありますよね。そんな方は、下記ブログで実家に依存している妻の8つの特徴をまとめていますので、よろしければ、合わせてご覧いただければと思います。
最後に、妻の実家依存に対してどのように対処していけばいいのかを、下記ブログで解説させていただきました。よろしければ、合わせてご覧いただければと思います。
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1分 130円(税込143円)
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人間関係全般を得意分野としています。
「ことり電話」は、夫婦でつくったカウンセリングルームです。
1、『夫』と『妻』
2、『男性目線』と『女性目線』
3、『カウンセラー』と『相談者』
わたしたち夫婦は、立場や考え方・価値観が違う2つの目線で、お互いに話し合ってきました。
わたしたち2人の夫婦仲も、もちろん順風満帆だったわけではありません。
長い長い紆余曲折・離婚の危機を、夫婦2人で乗り越えてきたからこそ、カウンセラーとしての深みも出てきたと感じています。
心理学などの理論も、もちろん大事です。それ以上に、夫婦で営むカウンセリングルームだからこそ、伝えられるパートナーシップの実体験が、話に深みをもたらすのではと、わたしたちは考えています。
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総合評価: 4.83
安心できる「家」に帰ってきたはずなのに、なぜか居心地が悪い。それは、夫婦の距離感が「遠く」感じるから。子供ができて、夫婦生活が続けば続くほど、その距離はさらに遠ざかっていっている気がする。もう
そんな毎日がつづくと、家に帰ることさえ、億劫になってきますよね。まるで、夫の存在価値を否定されているかのような扱いに、心がギューっと締め付けられるような感覚になってしまうのではないでしょうか。
どうにかして、遠く離れてしまった妻の心を取り戻して、心が通い合えるようにしたい…。そう思っているけれど、一度離れてしまった心を元に戻すのは、なかなか簡単にはいかないものですよね。その結果、
さらに妻が距離を取ってしまう行動を、繰り返してしまっていないでしょうか。そんなあなたに必要なのは、
なのかもしれませんよ。
夫婦関係を修復することに頑張りすぎてしまったあなたの心を、カウンセリングで癒す、やさしさあふれるお悩み相談室です。
悩み相談いただく内容で、数多く寄せられるのは「夫婦関係」の悩みです。それだけ、お互いの「正しさ」のぶつかりあいを解消することができず、悩んでいる方が多いということでしょう。
そんな皆さまの要望に、とことん寄り添わせていただきます。お気軽にご相談くださいね。
回答カウンセラー 岩田昌樹
回答カウンセラー 岩田昌樹
回答カウンセラー 岩田昌樹
回答カウンセラー 岩田昌樹
回答カウンセラー 岩田昌樹
「妻 実家 仲が良すぎる」
「妻の気持ち わからない」
「義親 過干渉 対処方法」など…。
ネットで検索をして、夫婦関係の修復方法を調べてみる。でも…
『私たち夫婦には、当てはまらないかも…』
『別居を受け入れるしかないのかな…』
『私だけが悪いのだろうか…』
そう感じてしまうことはありませんか?
夫婦関係をよくしたいと思って調べたけれど、
辛辣すぎる意見ばかり…。
もう離婚しかないのかな…。
と、さらに憂鬱な気持ちになってしまうこともありますよね。
もうこれ以上、友だちや親には、夫婦の悩みを聞いてもらうことはできない…。
そんな時は「悩みを聴いて、解決の糸口を見出す」カウンセラーに悩みを打ち明けてみませんか?
修復できない夫婦の悩みを、気兼ねなく思う存分相談できますよ。
” 明日への希望 ”につながるご提案をさせていただきます。
ゆっくりと話を聴いてもらい、すべての気持ちを吐き出すことで、3つの効果が生まれると言われています。
カウンセラーは「じっくりと話しを聴いて、解決の糸口を見出す専門家」です。
3つの効果を最大限引き出していきながら、
『明日から、こう行動しよう!』
『明日から、こう考えよう!』
『明日から、これを目指そう!』
そんな明日への希望を、持ち帰っていただきたいと、私たちは思っています。